起業きっかけストーリー第一章 第四話

第一章 思い立ってから起業まで

すっかりご無沙汰していたこのカテゴリー、まさかに身近に読者さまがいてくれました。そんなことから、まじめに更新していこうと決意。。。さぁ、いよいよ社会人編突入します。

第四話 いよいよ社会人!

社会人になっても私は相変わらずだった。基本的な就活活動をしてこなかったおかげで、社会人としての一般的な知識がまったく備わっていない。きっとふつうなら、備わっていないなりに学生時代に本を読んだり先輩の話を聞いたりして知識としては頭に入っているものではないだろうか。

そんな感じのスタートだったが、私の思惑通り入社した会社は自由すぎる会社だった。自由すぎると言えば聞こえはいいが、社長は特に札幌オフィスにあまり顔を出すことはなく、要は監督不行き届きであった。

そのうえ、謎に別会社のフロアを間借りしているという謎の設定だったために、私ともう一人採用された同期は困惑を隠せなかったのを覚えている。

新卒研修はない、特に営業日報も上げる必要はない、印刷会社に入社したが印刷の研修もない、本当に、なにもなかった。

もう一人の同期はデザイン系の学校を卒業して、デザイナー志望で入ってきた。この子がまた大人っぽく良く出来た子で、自社にデザイナーがいなかったこともあって入社早々に重宝された。仕事があるのである。

一方私は・・・
今でこそ自分でソフトを使ってちょっとしたチラシや名刺など作成できるが、当時は営業希望だったので自分で仕事を探さなくては何もすることがないのである。そのうえ、社会人としての教養はまったく身についてなかったので電話に出ては間借りさせてもらってる別会社から「恥ずかしいから電話をとるな」と言われ、たまに社長の営業についていけば「こいつなんもできないんですよ」と小ばかにされ、そのうえ売り上げもあげていないのなにもできないやつのレッテルを貼られていた。

だが、本当に私はあのころはなにもできないただのバカだった。教養もない、世間知らずの田舎者。思い出しただけでも恥ずかしい。。。

そんな私がなんとか仕事をいただけるようになった経緯は次で話すが、ある時こんなことがあった。

仕事をぽつぽついただけるようになってきたころ、私としては少し金額の大き目なお仕事をいただいた。初めてのタイプの仕事で、どうやって進めていいかわからない。そんなとき、社内では別の大口のデザイン案件が舞い込んでおり、同期がそれに駆り出されていて、社長もその対応に追われていた。

私としてはこの仕事をなんとか無事納めたい。わらにもすがる思いで社長に話しかけたが、その返事は

「木村の仕事なんて今かまってられないから」

ちーーーーん。

さすがにこのときは、泣いた。たくさん泣いたあとに、誓った。

私はここにいる人たちに認められるために働いているわけではない、その先の目標のために働いているんだ。今に見てろ!と。この「今に見てろ」と思ったエネルギーがこれから先の原動力となったように思う。

つづく

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